腰痛改善には体圧分散が良いというけれど・・
もうあなたも「腰痛改善には体圧分散」させて寝ることが大事だ、ということはお分かりだと思います。
そのためには高反発マットレスを選択することが長い目で見てもベストだということ。
ところが、あまりお金をかけたくない。。
そんなあなたに、お金をかけずに体圧分散をして寝る方法をご紹介します。
お金をかけずに体圧分散して寝たい方には、試してみる価値のある方法ですから、ぜひご覧ください。
体圧分散の原則とは
その前に、体圧分散と一言で言っても、その正体は何なのか?
「寝ているマットレスに対する圧力を分散させることじゃないの~?」
そう、確かにそうなのです。
ですが、マットレスに対する圧力を分散させることでどんな目的があるのか?
体圧分散の目的とは、どこか体の一か所だけに圧力が集中することを避けて、血行不良が起きないようにすることですね。
体重がもたらす圧力がどこか一点に集中すると、寝たきりのお年寄りだと血行不良が起きて末梢循環不全になります。
するとそれが元で褥瘡や床ずれといった重い症状が発生してしまうのです。
私たちはまだ動ける健康体ですが、元気なうちから体圧を分散させて血行を良好に保つことは大切なんです。
全ての病や炎症は血行不良が巻き起こします。
血行が良好であれば、体調は改善し健康でいられます。
ということで、体圧分散の原則を2つ。
まずは体圧分散の原則の一つ目。
1.身体にかかる圧力を減らす
これは、局部にかかる圧力の量を減らす、という原則です。
局部に圧力を偏らせず、体全部に応分に散らして、負荷を減らすということですね。
この対策には、大きくは2通りありますね。
一つは、
体圧分散マットレスを使用する
これはお金がかかります。
お勧めは高反発マットレスですが、どれも5万円前後します。
そこでもう一つは、お金のかからない方法です。
クッションを使用する
こちらは、ご自宅のリビングにあるクッションなどを使うことで体圧分散を図るという方法。
もしクッションがご自宅になければ、ニトリやIKEAなどで羽毛入りの安いのが売っていますから手に入れるといいでしょう。
クッションの使い方は後で説明します。
次に、体圧分散の原則の二つ目。
2.身体に圧力のかかる時間を短くする
これは、局部に圧力がかかる時間を減らす、という原則です。
同じ姿勢でいれば約2時間で血流が滞ると言われています。
ですから、上記の圧力量の分散が図れていても時間を短くすることも必要なわけです。
それの対策は、単純に一つだけ。
体位変換する
つまりは、「寝返り」です。
介護を受けている患者さんであれば看護師さんが一定時間ごとに体を入れ替える作業をしてくれます。
私たちの場合は、寝返りを打つことで、一か所に圧力のかかる時間を短くすることができます。
それでは、いよいよ、タダで体圧分散して寝る方法です。
お金をかけずに体圧分散させて寝る方法
以上、一か所への圧力を料と時間で分散するのが、体圧分散の原則になりますが、、
二番目の時間的な分散を図るためには、寝返りを打てるようになることが一番です。
せっせと4つのストレッチをしましょう。
これはタダでできますし、血行が良くなって腰回りが柔らかくなり寝返りを打ちやすいです。
それでは、1番目の量的な体圧分散をお金をかけずに、クッションを使って寝るにはどうしたらよいのか?
体圧分散のためのクッションの使い方のコツはズバリ、
寝ているときに重さのかかる面積を広くすることです。
それでは、体圧分散のためのクッション利用法を2種類ご紹介します。
その1
仰向け寝の場合は、ひざ下にクッションを入れることで体圧が分散されます。
これ、とても楽ちんです。
ひざ下にクッションを入れることで、太もも~ひざの重みはクッションにかかります。
そして同時に腰が真っすぐになり、背中全体と足全体に圧力が分散するのが分かります。
その2
横向きで寝る場合は、仙骨部、大転子部(大腿骨の付け根)に当たらないお尻の筋肉があたる30度の傾きになるようにクッションを入れるといいです。
参考:石川治, 田村敦志編集:創傷治療プラクティス
マットレスに仰向けに寝ていると、硬いマットレスの場合、仙骨部のゴリゴリが擦れるのが気になります。
また、マットレスに対して垂直に寝ると、大腿骨の付け根の「大転子部」がゴリゴリ擦れるのが気になります。
そこで、上の図のように自分の体に合うように、腰の下、太ももの間にクッションを挟み込み、体をマットレスに対して30度横向きの角度にするんです。
すると、片方の臀部の筋肉がいいクッションになり、腰回りの接地面積も確保され体圧が分散されます。
以上、二つのお金をかけずに体圧分散して寝る方法をご紹介しました。
是非試してみてください。
ありがとうございました。
腰痛へっちゃら仙人
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