あと1000段くらい、な、なんとかなるさ・・・

痛みには共通の単位があるのか?

人によって痛みの感じ方が違う?

よく小学生の頃友達と、「オレ、風邪ひいてのど痛てぇ~」「何いってんの!オレのほうがもっと痛てぇ~!!」

というような訳の分からないやり取りしたことありませんかw?

痛みはその人間のなかだけで起こっている現象ですから、他人の感じ方と比較できるわけがないのに、小学生の私はなんと愚かなやり取りをしていたのでしょうか。

痛みの度合いは共通の単位があるわけではないので、他人の痛みとは比較できません。

でも、ある方面の人によれば私を含めた(?)現代人の方が、昔の人よりも痛みを許容できる器が小さくなっているっていう話。

そしてその痛みを許容できる器の大きさ=「痛みの閾値(いきち)」が小さくなっていることが腰痛の原因だったりするそうです。

これは数年前にある雑誌で日本薬科大学の丁宗鐵先生がおっしゃっていたお話しでした。

つまり腰痛持ちのわれわれは、この「痛みの閾値」を上昇させることができれば、痛みを許容できる器を大きくすることができれば、腰痛は収まってくる、というわけなんです。

では、痛みの閾値を上昇させるにはどうしたらよいのでしょうか?

頑張り屋が腰痛になりやすい理由

「痛み」という刺激の強度はなかなか客観的に数値化しにくいですね。

なんせ、感じ方には個人差があります。

私なんか幼少期から「大げさ人間」と親から言われていたので、刺激に対しての感受性が強かったように思います。

おかげで成長してから「最近の若者は根性がなくなった!」という大人の人が言っている言葉を耳にすると、自分のことを言われているようで、私は勝手に傷ついていました(´;ω;`)ウッ…

そんな自分の感性から推し量ると、痛みに対する感受性が強い人は、逆に、ストレスを抱え込む気質が強いのではないかと思えます。

「辛いけど、自分だってまだまだ頑張れるぞ・・・」

こんなことを繰り返している間に、雪だるま式にストレスが重なり、どんどん血行が悪くなって慢性的な痛みへと変貌してゆくのです。

そのころには筋肉は堅くなり、腰の神経への影響が出るほどの物理的な変化もおこっているでしょう。

頑張り屋が腰痛になりやすい理由とは、許容量を超えた痛みをこらえて無理をするうちに、患部の血行不良が生じているからだと思います。

われわれ善良な腰痛マンに必要なこと

われわれ繊細な心を持った善良な腰痛持ちのサラリーマンに必要なこと。

それは、

痛い時には痛い、

辛い時には辛い、と宣言すること、

疲れたときには自分に優しくすること

です。

誰からひ弱と思われようが関係ない。

そういう感受性を持った自分を受け入れてあげてください。

「それでいいんだよ!」と自分で自分に許可を与えるような感じ。

そうすれば、意外と、ストレスってたまらないもんですよ。

普段からこのことに心がければ、血行が滞ったりせず、痛みの閾値は上昇させられるはずです。

自分へのやさしさがあれば、ゆったりとした呼吸で自分をリラックスさせてあげられれば、血行は悪くなりません。

でも、すでに腰が悪くなってしまったらどうしたらいいか?

腰が悪くなってしまった状態から痛みの閾値を上昇させるにはどうしたらよいか?

先ほどの丁先生が提唱しているのは、血行を良くすることに努めるのと同時に脊柱を適正な位置に戻すことが期待できる「腰枕」でした。

これは、偶然ですが、私もまったく同じものを自分で作って使っていました。

手軽に動きの悪くなった腰を調整し、血行を良くすることのできる方法です。

引用できる記事が見当たらなかったので私の方でつくり方をステップでお伝えします。

骨の位置を戻し血行を良くする腰枕作成&利用法

ステップ1:バスタオルを用意し、端からくるくる丸め筒状にし、2~3か所紐で縛る。

私の場合、タンスの奥に有った「エーチャンタオル」が初めて役に立ちました。

ステップ2:同時に硬めで高さのある(10~15㎝)の頭にあてる枕も用意する。

厚めの本を4~5冊重ねれば硬めの枕が出来上がり!

ステップ3:硬めの床や畳にタオル枕を心臓の位置、硬めの枕を頭の位置に置き体を真っすぐに仰向けに寝転がる。

ステップ4:そのまま5分間、腹式呼吸で体全体の力を抜きながら過ごす。

以上、4ステップです。

私はステップ1のバスタオルで腰枕を作ってあててみたことはあるのですが、同時にステップ2の硬めの枕を頭に当てる、という概念が抜け落ちていたため、これまであまり効果が感じられていませんでした。

今回改めて硬めの枕を頭に当てることで、腰から背中にかけてのストレッチ感が確かにあります!

この方法で、

  • 腰痛の軽減、立ち通しの後の腰痛予防
  • 姿勢の改善、腹筋、背筋バランスの調整
  • 首、肩コリ、背中の痛みの改善
  • 腹部血流循環の改善による内臓脂肪燃焼で肥満の解消

などの効果が期待できるとのこと。

私はこの腰枕エクササイズで腰の張りの他、背中の張り、巻き肩による左肩のコリが、随分と楽になりました♪

横になるだけでリラックスしながら腰痛が軽減できる、タオルの「腰枕」!

是非試してみてください。

 

ありがとうございました。

 

腰痛へっちゃら仙人