15年間苦しんだ腰痛を3週間で改善できた!寝返りを打つための4つのストレッチ

この腰痛ストレッチは2016年11月にNHKの「ためしてガッテン!」で紹介されていたものです。

番組で紹介されたこのストレッチの目的は、「寝返りを打てるようになる」というものです。

なぜ寝返りを打てるようにならなくてはならないのか?

それは、一つには人は同じ姿勢を継続すると、血流が悪くなり、炎症を起こしやすくなります。腰痛持ちの人は概して寝相が良く、寝返りを打たない傾向にある、と紹介されています。

もう一つは仰向けの姿勢で寝ていると、10キロほどある重さの内臓が腰椎を圧迫し続けることとなり腰の椎間板を痛めやすくなります。

この二つの理由で寝ている間、人は寝返りを打ったほうが良いのです。

ところが、腰の悪い人は腰回りの筋肉が固まっており、寝返りを打ちにくくなっています。

正常な人の一晩での寝返り回数は平均24回程度。腰痛持ちの平均は数回程度。

そんな腰痛持ちが寝返りを打てるようになるためには、腰痛の人が固まりがちな筋肉を寝る前に柔らかくし、腰の可動域を増やしてやることです。

そういう目的で紹介されたのが、この4つのストレッチです。

寝返りを打てるように、という目的で紹介されたものですが、このストレッチ自体が腰にいいと思います。

できれば後で紹介する寝返りを打ちやすい枕も作っていただいて、寝返りが打てるようになるところまでを実践してほしいです。

なぜなら、このストレッチをやったうえで更に、寝返り運動を行えば、間違いなく寝ている間の血行不良が防げるからです。

しかも寝返りを打って横向きになっても呼吸が楽な枕を用意しておけば、鬼に金棒ってわけです。

まあ、枕までを用意しなかったとしても、まずはこのストレッチ単独でも毎日やる意味がありますから、本気で挑戦してください。

それでは、以下に紹介するのが、ためしてガッテンで紹介され、私自身が実践して腰痛が改善した4つのストレッチです。

その1.腰をねじる

ステップ1:仰向けで寝る。
ステップ2:右足の膝を立て、膝頭に左手を添え膝を左側へゆっくり倒し、腰をねじる。

(力でねじらず自重に身を任せて、腰~お尻~太もものサイドの筋肉がゆっくりっと伸びているのを感じること。)

ステップ3:ステップ2と同時に右手をバンザイ、左手は倒した膝に添える体勢をとる。

いずれは膝と肩が床から離れないようになるのが目標。最初は無理をせず。

力ではねじらず重みでじんわり伸ばす感じがいいです。

ステップ4:この状態のまま6回深呼吸を行う。

以上で片側が終わり、今度は左足を同様に行います。

左右が終わって1セットです。

この動きを合計3セット行えば、その1.腰をねじるストレッチは終了です。

深呼吸は完全に脱力した状態でする深い呼吸です。このときに筋肉の硬さやハリを感じる部分が腰痛につながっている可能性が大きいです。そこに柔らかいイメージを持ってゆくとその部分が緩んでいきます。

その2.ひじ立て+ひざ曲げ

ステップ1:うつ伏せに寝る。
ステップ2:床にひじをついて上半身を起こした状態で両膝を曲げる。
ステップ3:首をだらんとさせ腰も力を抜く。

この時腰を床に預け、腰の骨が沈む感覚を感じる。力は入れる必要はない。

ステップ4:この状態のまま6回深呼吸を行う。

これで1セットです。

1セット終わったら、うつ伏せの状態に戻って少し休憩。

この動きを3セット行えば、その2.ひじ立て+ひざ曲げストレッチは終了です。

その3.ひざ抱え

ステップ1:仰向けで寝る。
ステップ2:右足で右ひざを抱え込む。
ステップ3:左手で左ひざを抱え込む。

この時、両膝は両太ももと両膝も出来る限り胸までつくようにする。

ステップ4:この状態のまま6回深呼吸を行う。

これで1セットです。

1セット終わったら、仰向けで膝を立てた状態に戻って少し休憩。

この動きを3セット行えば、その3.ひざ抱えストレッチは終了です。

その4.タオルで足上げ

ステップ1:タオルを用意し、仰向けで寝る。

一般的な通常のタオルでOKです。幅35cm×長さ75cmくらいが標準です。

ステップ2:タオルの両端を両手で持ち、両膝を立て両膝頭にタオルをひっかける。
ステップ3:左足のつま先にタオルをひっかけ、ゆっくり左足を延ばす。

一方の右足は床に伸ばし、全身脱力する。力を入れるのはタオルを握る両手の握力だけ。

それ以外は全身脱力。

ステップ4:この状態のまま6回深呼吸を行う。

以上で片側が終わり、今度は左足を同様に行います。
左右が終わって1セットです。

(※膝が伸びた状態で足の裏が天井を向けば目標達成。ちょっと痛いところを探して延ばすようにするのがポイント。

ただし、立って前屈や後屈をした時に痛みの範囲が広がる人は神経に異常がある可能性あり。整形外科を受診の上、医師から許可が出ればストレッチを行うようにする。)

この動きを合計3セット行えば、その4.タオルで足上げストレッチは終了です。

以上、4つのストレッチです。

驚きのストレッチ効果!腰痛改善以外の予想外のメリット

私が3週間行ったのは、たったこれだけです。

これだけで確かに自然に寝返りが打てるようになり夜は熟睡腰の調子も改善

元々鼻炎気味で寝るときに呼吸が苦しいということもあったのですが、呼吸が改善しました。

横向きで寝たほうが鼻が詰まらないのです。寝入りばなに呼吸が楽なので、ストレスなく睡眠へ入ってしまうのです。

元々いびきがあったのですが、女房に聞くといびきがなくなったようです。

知らず知らずのうちに心臓に負担がかかってしまう無呼吸症候群の解消にも役立つと思います。

これまで私は「寝る姿勢は仰向け!」と決めてかかっていたので、横向きで寝る効果を体感した時は驚きました。

しかも寝ている間は寝返りを打つほうが良い、というのも目から鱗です。

寝返りがないほうが熟睡できると思い込んでいたものですから。

頑固に「上を向いて寝るもんだ!」と、潜在意識に語り掛け続けてきたようなところがあります。

ところがです。。

寝返り、腰の可動域拡大、血行改善で体がホカホカ、鼻づまりなく呼吸改善、熟睡し朝スッキリ、腰が改善と、良いことづくめでした!!!

私が体の調子が良いと体感できたのはこのストレッチを始めて約3週間弱でした。

11月の初旬に放映されてから毎日このストレッチをやり、勤労感謝の日あたりには腰の調子が改善されていました。

ためしてガッテンでは一般の人に2週間のストレッチを行ったところ6人中4人が寝返りの数が増えたとのことでした。先生のお薦めは1ヶ月続けてみると効果を実感できるといっていました。

私で3週間弱で体感できましたので、たぶん誰でもこの方法は有効だと思います。

ぜひあなたにも試してほしいです!

効果は私が保証します!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

仙人