低反発と高反発、マットはどちらを選べば良いのか?

今お使いの基材のベッドマットに敷くタイプの低反発マットと高反発マット。

結局、腰のためにはどちらのマットを選べばよいのか?

ネット通販で選ぶとかなりお安くはなりますが、どちらを選ぶにしても3万から10万程度の高い買い物です。

求める結果によって慎重に選ばれたほうがよいでしょう。

私がこのサイトで腰痛対策のためにおススメしたいのは高反発マットです。

では、なぜ腰痛もちには低反発ではなく高反発マットがいいのか?

それは、寝ている間に寝返りを打ちやすく、マットの通気性がよく、清潔で、体の血行をよりよく保つことができるからです。

一時は低反発マットを押す風潮もありましたが、今は完全に硬めのマットで腰が沈み込まないように、とすすめられることのほうが多いのではないでしょうか。

低反発マットと高反発マットとのメリットデメリット比較

そこで、今回は低反発マットと高反発マットとの比較をしてみました。

それぞれに、良いところと悪いところがあります。

 低反発マット  高反発マット
 メリット

:良い特徴

 ・包み込まれるように眠れる。(寝入りばなが見事!すぐに入眠できる。)

マット面と体との隙間がなくなる

腰不調時、体の置き場に困らない

・冬場は暖かい

 ・腰が沈まないので体を動かしやすい。寝返りを打ちやすい。

通気性が良いので夏快適。

素材が丈夫でへたりにくく長持ちする。

お手入れは水洗いで楽

 デメリット

:悪い特徴

 ・熱がこもり安く汗っかきは蒸れる。

沈み込むので明け方腰が痛い。

洗濯できない

素材がへたりやすい。(特に腰の部分)

 ・冬場に寒く感じることがある

体とマットに隙間を感じ、不調時に入眠しにくい。

硬すぎると体が浮いた感じになり、体の出っ張り部に圧が偏ることがある。

両方のマットを経験した腰痛もちの私が、かなり主観的に整理したものですが^^;、これから腰痛対策にマットをお探しであれば少しでも参考になればと・・・

端的に言うと、こちらのサイトで私がおススメしているのは高反発のマットです。

ですが、こうしてみると、低反発マットも悪いことばかりではないんです。

仕事で疲れて気が張っていてなかなか寝付けない冬の夜には、とにかく癒された思い出があります・・・

また、ぎっくり腰になってしまったときに寝やすかったのは断然低反発マットでした。

いったん寝てから起き上がるときには低反発の沈み込みはぎっくり腰の体には辛かったりもしますが・・・

とにかくぎっくり腰になると、横になろうにも体の置き場がなくて苦労します。

そんなときに優しく体を包み込むように体にフィットしてくれる低反発マットだと腰が楽でした。

それでは、基材の硬いベッドマットの上に敷くのなら低反発マットでも良いのではないか?

基材マットが硬ければ、腰の大きな沈み込みは防げますから、両方のよいところが得られるのではないか?

そう、私も最初はそう考えていました。

ですが、低反発マットの一番困った点は、汗っかきの私が熱くて寝苦しくなる、ということではありません。

低反発マットの問題点は「寝返りを打ちにくい」ということなんです。

そう、これは繰り返しになりますが、

腰痛を改善したいのであれば、夜、寝返りを打てるように寝て欲しいのです。

腰痛対策の新常識と旧常識との違い

もう気付かれたかもしれませんが、腰痛改善の二つの常識の大きな違いとは、

旧常識:腰を温存する

新常識:腰を動かす

ということなのです。

旧常識:腰を温存する
・反りはだめ
・やわらかいマット
・仰向けに寝たまま動かない
新常識:腰を動かす
・腰をそらすのは有効なストレッチ
・硬いマット
・寝返りを打ちながら寝る

ね?

腰を動かすほうが、使ったほうが、腰は改善します!

同じ姿勢を続けることが腰によくないというのは、寝ているときも同じです。

立っていても、座っていても、寝ていても、

姿勢を固定すると、血行が悪くなります。

血行障害が起きていることが炎症の原因です。

私たちは腰痛を治すためには、原因を改善すればいいのです。

だから、1日7時間前後を費やす眠りの間も腰が動かせるようにする、というのは理にかなっています。

 

ありがとうございました。

 

仙人