
腰が痛い時は温めろ!
腰痛で辛い時に、「腰は夏場でも温めろ」と言われたことってありませんか?
まあ、ギックリ腰である場合は「とにかく冷やせ!」が常識。
でもそれ以外は確かに、腰痛の原因は血行不良であることが多いですから、血行を良くするのには温めることが正解。
冬場なら「携帯カイロ」がありますから、冷えたところにペタッと貼ればそれでOK。
では、夏場はどうしたらいいのか・・・
夏場とはいえ、会社の中で仕事をしていると、クーラーで汗が冷えて、腰の血行も悪くなっていることがあります。
そんなとき、携帯カイロがないから、代用品として「温湿布」がいいのではないか。。
あなたも、ひょっとすると、こんな発想をしたことがありませんか?
さあ、果たして腰の血行を改善するのに、温湿布自体には効果があるんでしょうか?
冷湿布の役割とは?ホントに効果ある?
温湿布の話をする前に、、
温湿布に対して「冷湿布」があります。
これはギックリ腰の他、ケガをしたときなど接骨院でも普通に処方されますね。
ですから当たり前に、痛めた腰にも効果があるもんなのだろうと思っていました。
「炎症は冷やせ」がセオリーですから。
ですが、良く考えてみると、私としては実はこれも疑わしい。。本当に冷やす効果があるのでしょうか?
どうしてこんなことが素朴に気になるかというと、理由は温湿布と同じなんです。
それは、
いずれも患部の温度を上げたり下げたりする効果があるのだろうか。
ということです。
だって、
それ自体に温度を持っていないものが、
対象物を温めたり冷やしたりできるはずがない、
と思えるからです。
冷やすなら自分の体温よりも温度の低い氷か水、温めるなら逆のお湯かカイロなど。
少し調べてみたら、本件かなり難しい内容でしたので、江東区大島の整体院、野寺助健堂さんの記事を参考にさせてもらいました。
温湿布は貼ったときに温かく感じるように唐辛子のエキスが配合されています、逆に冷湿布には冷たい感じがするハッカの成分が含まれています。どちらも筋肉の温度を上げたり下げたりして血流が変化するほどの効果はないのです、ただし温湿布は貼った後で皮膚の表面温度が上がるそうですから若干のちがいは有るかもしれません。
参考:野寺助健堂
普段、冷湿布を処方されている先生ですから、おっしゃっている内容に間違いないと思います。
つまり、やはりというか、、
温湿布にも冷湿布にもそれ自体に
筋肉の温度を上下させる効果はないのです。
では、一体何のために冷湿布や温湿布を貼るのか?
意味がないものをなぜ薬屋で販売したり、接骨院で普通に処方しているのか?
「意味がない」というのは「患部の筋肉の温度を上下させ、炎症をコントロールする効果」が期待できない、
という意味がないですが、、
他の意味がありそうです。
それは、
痛い所から脳へ痛みを伝える神経より、肌に気持ちよい感じがすると脳へ伝える神経の方が早く脳に伝える特徴が有るために、痛みが和らいだ感じがするんです。
ということです。
つまり、痛みの原因を改善できなかったとしても、苦痛を感じさせずに生活の質(クオリティーオブライフ)を良くすることができる。
なのでいずれ、患部の改善も期待できる、
ということになると思います。
ならば腰に痛みを感じ始めたら温湿布を選べばよいのか?
そもそも、患部のコントロールを期待しないのであれば、冷湿布でも温湿布でも、どちらを貼ってもいいのでしょう。
自分で気持ちの良い~と思える方を貼ればよろしいと思います。
まあ、これが一般論の結論です。
では、私の場合はどうなのか?夏場の対処法
どうでもいい話ですが、温湿布は唐辛子エキスが皮膚をただれさせるので使えませーーん。
わたし、、辛いの苦手なんです(´;ω;`)ウッ…
なので、夏場にどうしても患部を温めたほうが気持ちの良いという場合には、
断然、レンジでチンした蒸しタオルを使った温湿布法をおすすめします。
夏場は携帯カイロを持ち合わせていませんから、事務所でお歳暮やお中元の残りのタオルを使って簡単にできる方法です。
とても気持ちがいいんです~
ということで、ありがとうございました。
腰痛へっちゃら仙人