急性腰痛で体の置き場がない
急性腰痛、つまりギックリ腰ですが、どうやっても痛い時、あなたはどうしますか?
今回は、ギックリ腰で寝る姿勢でさえ辛い、、というときになんとか体を休める方法についてお話しします。
ギックリ腰になると、一切体を動かすことができなくなります。
焦る気持ちもありますけど、仕事は休むしかありませんねぇ~。
私は40になり立ての頃、ゴルフ場でギックリという音がして、1時間半くらいだましだまし車を運転して帰宅したことがあります。
ところが車庫までたどり着いたら気が抜けて座席から一切動けなくなり、携帯電話で女房を呼び出して体を運ぶのを手伝ってもらいました。
そして補助されながら玄関へ向かう途中、恥ずかしい話なのですが、我慢していたものがたまらず失禁してしまったのでした。。
私の同僚は、深夜残業で遅くに帰宅後、玄関で靴を脱いでいるときにギックリ腰が発生。その場で動けなくなりました。
スヤスヤ寝ている小さな子供を夜中に起こすのも忍びなく、無言のまま腹ばいの状態で足の指と手の指を使ってホフク前進し、寝室までたどり着こうと頑張りました。
私の同僚は優しい心の持ち主で、かつ頑張り屋です。
ところが眠気に勝てずに廊下を1メートルほど進んだところで力尽きて朝まで眠ってしまい、明け方自分のダンナの死体が廊下に転がっていると勘違いされて、奥さんに死ぬほどびっくりされたことがあるようです。
あなたもきっと、このような経験をされていることだと思います・・・
起きているのも寝ているのもつらいギックリ腰。
改善の一番の方法は寝ていることですが、それとて苦行に近いです。
体の置き場所がないとはまさにこのことですね。
急性腰痛=ギックリ腰になった時に早期改善させるために一番良い寝方とは?
腰の安静に最も適した寝方とは?
人によってさまざまだと思いますが、私の経験だけで申し上げます。
横向きになり、くの字に体を曲げる体勢が腰の緊張を一番和らげることができてよいです。
この姿勢はギックリ腰になってしまった場合、寝返りが打てないほど重症の場合、片方だけが下になり、血行が悪くなることがあります。
そこで、体に負担にならないようにクッションなどを使って辛い部分を補助してあげるのが良いです。
クッションは股の間やわき腹の下、骨盤の後ろなど、都度楽な体制を取れる位置に充当してゆく感じです。
時間とともに楽な姿勢が変わってきますから、そうしたら体を動かさずにクッションを移動させます。
これで体がだいぶ楽になります。
このように寝返りが打てない分、クッションやバスタオルなどを使って同じ姿勢でも体が辛くならないように工夫することができるのです。
重症のギックリ腰になってしまうと、寝返りを打つことが一苦労です。
慢性腰痛時の改善を促すために、寝返りを推奨していますが、ぎっくり腰の場合は違います。
徹底的に安静にして、炎症反応を鎮める必要がありますからね。
クッションがなければバスタオルでも、使っていない布団でも何でもよいのです。
あるいはギックリ腰対策にあらかじめニトリなどに行って安いクッションを何個か入手しておくのもよいでしょう。
この体の楽になる部分にクッションを充当する、という方法を知っているだけで、ギックリ腰時の精神安定剤になります。
ギックリ腰になったら、仕事なんて忘れてゆっくり寝てください!
腰痛へっちゃら仙人