太もも裏側の違和感がたまらない・・・
私の元上司は、3年くらい前のある時から腰からお尻~両太ももの裏側にかけて違和感を覚えるようになりました。
座っているとき、立っているとき、歩いているとき、何をしていても重くてだるい感じがあり、初めはジワジワした感覚でした。
デスクワークで前にかがむような姿勢を取ると、腰のあたりがじわーっと痛みを感じるようでした。
最初は「疲れてるのかな?」くらいにしか考えていなかったのが、3~4週間すると「いてててっ!」と思わず声に出してしまうほどの痛みになっていました。
さらには、ジワジワと漫然としていた感覚が、次第につま先までがびりびりとしびれるような感覚に変わっていったのです。
会社を休むほどではないので、とりあえず朝出勤してきては、昼休みには会議室にこもり、部屋の片隅でストレッチ体操をしていました。
絶え間なく付きまとう違和感と痛みに耐えられなくなったある日、整形外科を受診したところ「坐骨神経痛」と診断されたのでした。
坐骨神経痛を緩和した意外な方法とは
坐骨神経痛とは、腰の部分の背中から出ている神経が何らかの理由で圧迫され、腰やお尻などに痛みやしびれが出る症状のことです。
元上司が整形外科で処方されたのはいわゆるロキソニンなどの痛み止めでした。
そして赤く光る赤外線を照射されて患部を温めるくらいで、とくに決め手となる治療はされなかったようです。
この元上司は、昔はバスケットボールをやっていて身長185センチでガタイがいいのですが、胃腸が弱く、ロキソニンを飲むとすぐに下痢をするそうで、処方された薬には一切手を付けることがありませんでした。
坐骨神経痛の辛さよりも、お腹の具合が悪くなる方が辛かったのでしょうか。。
そんなこんなで、しばらくは坐骨神経の症状が治まらなかったのです。
ところが、偶然に古本屋で手に入れた石橋輝美先生の本で知ったある方法で、坐骨神経痛の症状が和らいだというのです。
その方法で使うものとは、なんと、指一本です。
指一本を使って坐骨神経痛を和らげる方法
元上司が指一本を使って坐骨神経をやわらげた方法とは、ペイン・シフト法と呼ばれるものです。
石橋輝美先生の本は、もう書店での取り扱いはないそうですが、坐骨神経の和らげ方は、聞いてきたのでここで公開します。
ペイン・シフト法というのは手の甲にあるツボのような場所を押すと、特定の患部の痛みが和らぐという方法です。
どうも東洋医学で言う「ツボ」とは別物らしいのですが、詳しいことはわかりません。
とにかく、腰に効くと言われるペイン・シフト法のポイントは小指の骨の上にあるのです。
手の甲の小指と薬指の間のを指でなぞったコブシ関節から指2本分下あたりです。
ここを指の先で強く5秒くらい「グっ!」と押すと痛みがあります。
痛みがある場所がポイントです。
なんとも言えない痛みがあるのですぐにポイントはわかります。
左右の手の甲どちらでもいいので、より痛みの感じる方を選んでやってください。
ポイントを探し出したら何回も、何十回も繰り返して刺激を与えます。
すると次第にポイントの痛みがなくなってくるのです。
若干マヒしているのではないかと思います。
それでも、ポイントの痛みが次第になくなってくるのが分かります。
そのころには、腰から足にかけてのしびれやびりびり感が緩和しているのに気づきます。
この方法の機序は今一つ分かりませんが、ひょっとするとペイン・シフト法というくらいですから、脳で感じる痛みを別の個所にすり替え(シフト)しているのかもしれません。
それでも、私も試してみましたが、腰の鈍痛を感じるときにこのポイントを押すと、楽になる感じがします。
元上司はこの方法を使って、一切ロキソニンのお世話にならずに坐骨神経痛と付き合うことができています。
ちなみに、アマゾンならまだ中古で少し取り扱いがあるようでした↓
簡単、すぐ効く『手の甲刺激』―痛みや不眠症、耳鳴りが治る、ダイエットもできる、新療法「ペイン・シフト法」 (ビタミン文庫)
まあ、坐骨神経痛がこの方法によって治ることはありませんが、感じる痛みや不快感が薬を使わずに軽減されることは生活にとって大事なことです。
坐骨神経痛で辛ければ是非お勧めしたい方法です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
腰痛へっちゃら仙人