4つのストレッチがどのような作用で腰に良いといえるのか、順番に見てゆくことにしましょう。

腰を支えるために働いている筋肉は大きなところで言うと、大腰筋、脊柱起立筋、大殿筋の3つと言われています。

この3つの筋肉を動かす以外にもカイロプラクティックの先生に言わせると「骨を動かす」という意味があるようです。

このブログで紹介する4つのストレッチでは腰を支える主要な筋肉、補助的な筋肉のストレッチの他、動きの悪い関節を動かすということがすべてまかなえている優れものです。

ですから、理由が分からずとも動きさえやってしまえば腰の痛みの改善にはおのず役立つというものです。

ですが、理由が分かればなおさらガッテン!というわけですw

それでは、順番に説明してゆきますね。

その1.腰をねじるについて

この方法では仰向けで寝た状態で右足の膝を立て、膝頭に左手を添え膝を左側へゆっくり倒し、腰をねじります。

この時、右手をバンザイし左手は倒した膝に添える体勢をとれたらそのまま6回深呼吸を行います。

マッサージや整体を受けていると、途中で必ずと言っていいほどこの体勢にさせられるので、おなじみの体勢ではないでしょうか?

右肩と右ひざをひねった状態で抑えられ、ボキボキっとならされるアレですw

まず、右手を上げ、腰をねじり始めると一人でやってみても脊柱起立筋の腰骨あたりが「ボキッ!」となることがあります。

動いていない関節が動くときになるのがあのボキッ音だそうです。もしあなたがこの体勢をとったときに「ボキッ!」となったとしたら、その関節と周辺の筋肉を使っていないために固くなっている可能性があります。

そもそも腰痛持ちにとっては「ひねり」という動作には抵抗がありますよね。ギックリ行ってしまうんじゃないかと・・・

まあ、もちろん力づくでやるのはよくないですよ!無理やりボキッと鳴らそうとはしないでください。自重でじっくりじんわりと深呼吸をして脱力して行って下さいね。

この動きによって脊柱起立筋下部(腰の部分)が伸長され本来の脊柱の形=湾曲に戻るようになります。

この体勢で深呼吸をしながら自重に任せてねじり続けていると、腹斜筋が伸びていくのがわかります。

腹斜筋というのはあまり太い筋肉ではありませんが建物の構造体を支えるブレスのように体の上下直線方向に対して斜めに渡って体幹を支えている筋肉です。

右手を上げたねじりの動きによって通常の生活ではなし得ない伸長感覚が味わえます。

ケツのコリを緩めると腰に良い

次に腰を支える大きな筋肉としては大殿筋です。

私は腰がこっている場合、ケツがカチカチになります。ケツのコリです。

カイロの先生によるとケツのコリは腰痛持ちの特徴だそうです。

腰周りの筋肉の柔軟性がなくなると体をカバーするのが大殿筋なのだそうです。

「ケツがこってると疲れが抜けないよ~!」と言われます。

ケツのコリを放置していると、ひどくなると坐骨神経にまで影響が出るそうですから馬鹿にできません。

この動きによって、どうかあなたも、ケツのコリをほぐしてください。

すみません、、ただ、ケツのコリ、と言いたいだけでした・・・

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また、脊柱起立筋下部のコリがひどくなると大腿部がコリはじめます。

私も以前外腿にびりびりする感覚を味わっていますが、ねじる動きによって一直線に腰回りからお尻の大殿筋の側面~外腿までが伸長する感覚が味わえます。

以上がこのストレッチで伸ばすことのできる主な筋肉ですが、おわかりになりますか?

まあ、わからなくても大丈夫w

気持ちよければそれでよし。

私は個人的に、この腰をねじるストレッチが大好きです。

そもそもこの4つのストレッチの趣旨は「寝ている間に寝返りを打てるようになること」です。

寝返りを打つために使うのはこの腰のねじりの動きが中心になりますから、あなたが腰のねじりストレッチをしたときに筋肉の固い部分を感じたらその個所を緩めるように十分にやった方がよいですよね。

私の場合は深呼吸6回分と言わず、時間のある時はずーっとやってしまいます。

やっているうちに血行が良くなってホカホカしてきて眠くなってしまいます。

 

仙人