腰痛持ちの人生は自分で作る

私のそれまでの理想は、

スポーツにアクティブで宴会芸などでもバク転ができるくらい
体のキレが良く、いつまでも強靭な肉体と精神を失わない
永遠の20代の日焼けした笑顔の素敵な切れ者サラリーマン

という訳の分からない、ジャニーズや肉体系お笑い芸人を
チグハグにスクラップしたかのうような不可解なイメージを持っていました・・・

幼い頃にいじめられた経験のある私は、
「強くありたい」、「人に負けたくない」
「人の集まる所では自分が中心でいたい」

「人前では常に明るくありたい」

という寂しさに裏付けられた強烈なエゴがありました。

冷静に考えれば、
腰が痛いからといってそれが出来ないわけではありませんが、

なにしろ、

「ないものねだり」で苦しむ自分の考え方を変えない限り、
本当の充足感は得られないと思ったのです。

つまり、わたしは、

腰の違和感や痛みとは付き合って生きてゆく
という人生の選択をする必要があったのです。

その上で、自分はどうありたいか。

人生そのものを見つめなおすキッカケをもらったようでした。

腰痛と生きてゆくための体を作る
スイッチの入った私は、とても前向きでアクティブになりました。

それまでの私の生き方、考え方というのは、
自分でアクションを起こすのが面倒くさく、
何もせず、人からの提案や誘いを待ち、
何もないと寂しがっているような暗いところがありましたが、

自分で作る

というキーワードが私の頭には鳴り響いていました。

この腰痛と生きてゆくために、
まず最初に必要なことは何なんだろうか。

それは、
「体づくり」でした。

我々人間は地球上に住んでいるならば、
重力を受け続けるわけなので、
直立の状態で生活するためには
それを支える筋肉を鍛え無くてはならない。

これは、あの冷たい医師に言われたことでもあります・・・

椎間板に問題があるなら、
まわりの筋肉でカバーする。

一つの方法に執着せず、
他の方法が残されている!

前向きに取り組める!!・・・・・・・

・・・・・・・・・・

しかし、当時のわたしの場合、
筋トレ以前に痩せる必要があったのです。

中学時代50キロ台のガリガリだった体は、
80キロを超える肥満体になっていました。

肥満度は25%を超え、ウェストは88センチ。
春に行われた会社の健康診断で、
「メタボリック症候群」と診断されました。

屈伸運動をすると左膝の皿の裏側で、
小さく「カクッカクッ」という音がして、じじ臭いと思っていました。

腰どころか膝や足首にまで負担を感じていたのです。

このままでは体がぼろぼろになり、
いずれ歩けなくなる可能性があります。

娘を抱いたりおんぶできなくなることを想像すると、
怖くなりました・・・

これはまず、ダイエットをする必要があります。

「自分で明るい人生を選ぶ!」
というスイッチの入った私は、とても前向きでした。

ダイエットを成功させるにはどうした良いのかを
調べ始めました。

次章にて、私が調べ続けてわかった、
ダイエットの真実についてお話します。

腰痛を改善するためのダイエット作戦!

いきなり、メンタルの壁にぶち当たる
私がまず始めたダイエットは、
体に負担のかからない、
そんなに努力が要らない方法でした。

「自分を変えたい!」

などと意思を固めながらも、
とりあえずは「お気楽な方法はないか」という
方向に走ってゆきました^^;

思考のステップ

ステップ1:
食事の量を減らすことが、
ダイエットに効果があるだろう。

ステップ2:
夜は付き合いでお酒は外せない。

ステップ3:
朝ごはんはしっかり食べなくては力が出ない。

ステップ4:
ならば昼飯を減らす方法を考えれば良い。

ということで、昼飯の量を減らす工夫ができないか、
という考えに至ったのです。

ある日たまたまテレビを見ていたら、
「弁当ダイエット」というのがやっていました。

この方法は人間が血糖値が上がると満腹を感じる
ことをうまく利用して、時間をかけて弁当を食べれば
少量でお腹いっぱいになる、

というノウハウでした。

やり方は、

ステップ1:
比較的量の少ないコンビニ弁当を買う。

ステップ2:
ご飯の部分を田の字に4等分に分ける。

ステップ3:
4つに分けたひと塊とおかずを5分かけて食べる。

ステップ4:
合計20分間かけて完食する。

というものでした。

この方法は当時画期的だと思いました。

確かに時間をかけて食べると、
少量でも満腹に感じる気がしています。

早食いには自信があった私ですが、
この食べ方を身につけることで、
お昼ご飯の量を減らすことが出来ました。

しかし、

3時くらいになると
モーレツに腹が減ります・・・

間食にポテトチップスなどを買ってきては
一人で平らげたりしていました。

そうしないとイライラしすぎて仕事が手につかないのです。

次第に、食事を減らすこと=ストレスが増える

という結論にたどり着き、
弁当ダイエットはやめてしまいました。

ダイエット方法の試行錯誤
腰痛改善が当初の目的でしたが、
いつのまにか、「ダイエットの成功」が
目標にすりかわっていました。

意識的に食べたいものを我慢していると、
イライラしてくるので、つい自分を許して
食べてしまいます。

しかも、押さえつけていたストレスから、
余計にたくさん食べてしまうので、
痩せるどころか太っていってしまいました。

どんどん自分がダメになってゆく・・・

私は昔から何事も長続きがしたことがありませんでした。

そろばん塾、英会話、野球教室、
なかなかうまくいかず、すべて途中で挫けて投げ出すような
幼少期を過ごしました。

そんな私を母は情けない、と思っていたに違いありません・・・

弱虫で、いじめられるとすぐに泣いて母親にすがっていました

「俺は昔から何も変わっていない。
きっと何も変われないんだ・・・」

自分で自分がどんどん嫌いになってゆきました。

また続きを書きます。

ありがとうございました。