腰痛持ちには肩コリが酷いという人が少なくありません。
私もその一人でしたが、肩のコリをほぐすと腰のコリがほぐれてくるという不思議な体験をしたのでシェアしておきます。
その人の不調の原発がどこにあるのかによるので、個人差があると思いますが、もともと肩のコリが重く、あとから腰が連動して痛くなってきた、という人の場合にはこの理屈がぴったり当てはまります。
肩コリと腰のコリとの関係とは
まず、体の左右のバランスが崩れているときに肩が凝ります。
例えば左肩が凝っている場合、頭が右側に傾いているはずなんです。
私の通っていた整体の先生によると、右側に傾いている6~7キロの頭蓋骨の重みを左側の筋肉(僧帽筋)で引っ張ろうとするから、左側の肩がこってしまうんだそうです。
すると、すると背骨は右側に湾曲し、下へくだって腰椎は左腰を吊り上げるような形になってバランスを取ろうとします。
なので、左肩がこる人は、左腰も連動して痛くなる、という仕組みなんです。
肩コリで崩れた体のバランスを元に戻す方法
そこで、こっているほうの肩を筋膜リリースの方法でストレッチします。
まあ、こっているほうだけではなく、両方の肩を併せてストレッチすればよいと思います。
すると、固まっていた筋膜が伸びて、筋肉が柔らかくなります。
その上で、頭蓋骨の位置をまっすぐ上からつるされるような位置に乗っけるのです。
すると、肩にも腰にも左右偏りがなく、負担のかからない姿勢が出来上がります。
肩こりが原因で腰痛を発症したなら、
肩をストレッチでほぐしてからまっすぐに立つ
ということを意識してみてください。
まっすぐに立つ意識をどうやって持てばよいのか
ここで更に、まっすぐに立つ意識ってどうやって持てばよいのか、という話。
背骨をまっすぐにしようとすると、そもそもS字に湾曲している背骨を矯正するようなイメージを持たれてしまうかもしれませんよね。
空より縄を下ろし、釣り下げたるものと心にあるべきなり。by宮本武蔵
画像出展:ウィキペディアより
ちなみに、私は武術好きなので、まっすぐに立つ、というと、この宮本武蔵の画像をイメージしています。
五輪の書の中でも、まっすに立つ極意を、宮本武蔵は述べていたのです。
空から縄を下ろした感覚。
全く力みなく立つコツの全てが、この言葉の中に込められている気がしてしょうがないんですよ。
この感覚で立つと、電車の中でも、全身の骨があるべき場所に自然に調整されていく感覚を覚えています。
あなたは今通勤中ですか?
誰にも怪しまれませんから、是非この感覚、今、試してみてくださいw
ありがとうございます。
腰痛へっちゃら仙人