気の正体とは?私の結論

気の正体について、私の結論をはじめにお話ししてしまいます。

「気」とは「コンセプト」だ、というのが今の私の結論です。

そう、気とはエネルギーそのものではなく、気とはコンセプトだというのが私の見立てです。

苫米地英人さんが言うように、情報空間には気が存在する、という前提がまさにそれを言い当てていることだと思いました。

情報空間に気が存在する、という前提で物事をとらえるコンセプトなのです。

実際にエネルギーとしての気が実在するとしても、コンセプトを信じない限り、気を感じようとしない限り、そのエネルギーや価値観を得ることはできません。

私は気を感じることができました。ですが、感じ取ろうとしなければ普通でいられます。

「気」を感じよう、相手と交流しよう、と思わなければ感じられないのが「気」なんです。

現実の空間で気があるのかどうかの確証はありません。今回の体験セミナーに参加しても確証は得られませんでした。

ただし、気を感じようとすれば血行が良くなります。相手と交流ができます。

「気」とは自分の体の中のエネルギーや、相手とのコミュニケーション上のエネルギーを感じるためのコンセプトだと思います。

ということで、そのセミナーで最終的に体験したことをお話しします。

それは、自分でも信じられない体験でした・・・

気の体操で体の動きを良くする

最初のステップで、気の体操とよばれる方法を使って体の筋を伸ばしたり、関節の動きを良くします。

準備を入念に行うことで、気のめぐりが良くなり、禅を組む時の体の負担が減ったり、二人一組でやるエクササイズをやるときのケガがなくなります。

20分くらいかけてじっくりのんびりした動きで気の体操を終えると、気を感じるエクササイズです。

これは立禅とよばれる、立った状態で禅を組むエクササイズです。

肩幅に開いた足で膝を少し曲げ、腰をジジイのように軽く曲げながら、両掌を胸の前に向かい合わせにして立ちます。

5分から10分くらいすると、手のひらの間に暖かい球がぼんやりと発生してきます。

これが「気」だ、と説明されます。

気感が出てきたら両掌の幅を開いたり閉じたりして抵抗を感じ、気感を高めてゆきます。

高めた気の塊ができます。

そうしたら気の塊を両腕で作った輪の中をぐるぐる回したり、体の上下前後に回したりと動かします。

実際に回すのはイメージだけです。体の中や周りに「気のエネルギーの塊でできたボール」がゴロゴロ回っているとイメージ上で行えればいいのです。

これで「気」が増幅するのだそうです。

それができたら、準備完了です。

立てない!先生に転がされる・・・

気の体操~禅~気の増幅というステップで準備が完了すると、先生と一人一人の受講生とが交流を始めます。

私は一番目に先生と交流しました。

先生が目を見てくるので、ドキッとしましたが、目を見続けると変な催眠術をかけられそうな恐怖もありました。

思わず目をそらしそうになると、「目を見続けてください」と言われます。

すると、先生が手をかざした方の腕が勝手に上がってゆきます。

これは随意で反応している可能性大でしたが、雰囲気には従います。

そして、「両手を重ねてください」と言われ、両掌を天井に向け「なんかちょうだい!」というポーズをとりますと、先生がそこにそーっと人差し指を置きます。

「この状態でゆっくり立ち上がってください」

ゆっくり立ち上がろうとすると、なぜか腰が砕けてゆくのです。

私は膝がしびれたのかと思ったのですが、腰から下、膝、ふくらはぎのあたりが崩れるようにして力が入らなくなります。

先生の人差し指一本で私は立てなくなり、まんまと転がされてしまいました。

私は腰の治療を続けてきましたから、腰椎の感覚が普通の人より鋭敏です。

そんな私に、この状況を詳しく解説させてもらえば、腰椎4番、5番のあたりから力が抜けていってしまい、下半身にまるで力が入らないのです。

これは私だけではなく、他の受講生もほぼ同じ現象を起こしていました。

中にはまるで効かない人もおり、先生から「リラックスが足りないから気を感じられていない」と注意されていました。

ここでいう先生の気と私の感じたコンセプトとしての気は違うものではないかなと思いました。

気は自分のエネルギーをコントロールするために「そういうものが世の中にはあるのだ」という前提でいると、気自体がエネルギーになるのではないか、とも考えられました。

まあ、うまくまとめられないのですが、もし興味があったら著名な先生を探して、気の体験をしてみることはおススメです。

ありがとうございました。

 

仙人